今回は登山での一眼レフの持ち歩…
【レビュー】2025年にあえてSONY α7IIを購入したレビュー|今でも通用する?

※この記事は 2025年に実際にSONY α7IIを購入・使用した体験をもとに書いています。
「α7IIって今さらどうなの?」「中古で買う価値ある?」
結論から言うと、用途を割り切れば2025年でも十分“買い”なフルサイズ機です。
<目次>
α7IIを2025年に購入した理由
私がα7IIを選んだ理由は大きく3つあります。
① 中古価格が圧倒的に安い
2025年現在、α7IIは中古相場で 4〜6万円前後。
- フルサイズセンサー搭載
- ボディ内5軸手ブレ補正
- Eマウント資産が使える
これだけ揃ってこの価格は、正直コスパが異常です。
これが一番大きい理由ですね。私が購入したのは「並品でポイント込みで約50000円」の格安品でした。
α7iiiの中古品と比較しても2本購入してもおつりがくるというのは脅威的コスパだと思います☺
② スチル撮影がメイン
動画性能は最新機に劣りますが、
- 風景
- スナップ
- 子ども・家族写真
といった 静止画メイン用途なら不満はほぼありません。
私は基本的に一眼レフでは写真撮影しかしませんので、性能面ではほぼ問題ありませんでした。
③ フルサイズ入門として最適
APS-Cからのステップアップ、またはサブ機として
「フルサイズってどんな写り?」
を体験するには最適な1台です。以下は作例です。



α7IIを実際に使って感じたメリット
1. 今でも十分な画質
2430万画素のフルサイズセンサーは、
- ダイナミックレンジが広い
- 階調がなめらか
- ボケが自然
2025年基準でも 写真のクオリティに不満はありません。
APSCと比較しても、センサーサイズの恩恵を感じるのは「ダイナミックレンジ」です。
やはりフルサイズなので、光を多く取り込んで撮影できるため
非常に表現が豊かな写真が撮れると感じています。
2. 5軸手ブレ補正が優秀
古い機種ですが、ボディ内手ブレ補正は今でも実用的。
これが一番恩恵を感じました。
- 夜景
- 室内撮影
- 望遠レンズ使用時
でも成功率が上がります。
さきほどUPした作例写真の中に1/焦点距離よりも長いシャッタースピード設定のもの
があったと思いますが、手ぶれ補正が聞いているためかピントがけっこうあっていると思います。
3. Eマウントレンズ資産が豊富
純正・サードパーティ含め
- SIGMA
- TAMRON
- Samyang
など選択肢が多く、中古も豊富。ソニーはここが優秀ですよね☺
フルサイズのレンズは高価なものが多いので、なかなか購入できませんが・・・💦
実際の使い方(一次情報)
※ここは2025年時点での私のリアルな使い方です。
- 撮影割合:スチル8〜9割/動画ほぼ使わない
- 被写体:子ども・家族、日常スナップ、たまに風景
- 撮影環境:屋外7割、室内3割(自然光多め)
- 以前使っていたカメラ:APS-C機(α6000系)
子ども撮影で感じたリアルな評価
正直に言うと、AFは最新機ほど快適ではありません。
- 走り回るシーン → 歩留まりは下がる
- 一瞬の表情 → 取り逃がすこともある
ただし、
- 公園で遊ぶ様子
- 室内でじっとしているタイミング
- 寝顔・ポートレート
こうしたシーンでは画質の良さが圧倒的に活きると感じました。
APS-Cから乗り換えて一番感じた差

一番の違いは
- ボケの質
- 階調のなめらかさ
- 高感度時の粘り
特に室内撮影では、
「あ、フルサイズってこういうことか」
と実感できる写りです。
使っているレンズ構成(参考)
今はまだフルサイズ用は1本しか持っていません。
- 単焦点35mm←中古で7万円で購入
中古レンズと組み合わせることで、
総額10万円前後でフルサイズ環境を構築できました。
正直に感じたデメリット
1. AF性能は古さを感じる
- 瞳AFは遅い
- 動体追従は弱い
子どもやペットをメインで撮る人にはやや厳しいです。
2. バッテリー持ちが悪い
NP-FW50は
- 1日撮影には予備必須
- 2〜3個持ち推奨
3. 背面モニター・EVFは今基準だと粗い
確認用と割り切れば問題ありませんが、
最新機と比べると差は大きいです。
2025年でもα7IIがおすすめな人
- フルサイズを安く使ってみたい
- スチル撮影がメイン
- 風景・スナップ中心
- 中古でコスパ重視
逆におすすめしない人は
- 動画メイン
- AF性能重視
- 子ども・スポーツ撮影中心
α7IIIと迷った話|それでもα7IIで十分だった理由
正直に言うと、購入前は α7IIIともかなり迷いました。
中古相場で見ると
- α7II:4〜6万円前後
- α7III:10〜13万円前後
性能差は明確ですが、価格差は約2倍以上あります。
α7IIIが魅力的だったポイント
- AF性能が段違い(瞳AF・追従AF)
- 高感度耐性が高い
- バッテリー持ちが良い
- 今でも現役として通用する万能さ
「子ども撮影が多いならα7III一択」という意見も、正直その通りだと思います。
それでもα7IIで十分だと判断した理由
私の場合、次の点が決め手でした。
① 撮影スタイル的に“最新AF”が必須ではなかった
- 走り回るシーンはスマホや別機材で対応
- α7IIは「止まった瞬間」を丁寧に撮る用途
と割り切ることで、AFの弱点は許容できました。
② 価格差をレンズに回した方が満足度が高い
α7IIIとの差額で
- 明るい単焦点レンズ
- 使いやすい標準ズーム
を揃えた方が、写真の楽しさは確実に上がると判断。
③ フルサイズ入門としてはα7IIで十分
- フルサイズのボケ
- 階調表現
- ダイナミックレンジ
これらはα7IIでもしっかり体験できます。
「まずはフルサイズを知りたい」
という段階では、α7IIIの性能を持て余す可能性もあると感じました。
結論:どちらを選ぶべきか
- 迷わず快適さを求める → α7III
- コスパ重視・写真を楽しみたい → α7II
2025年時点でも、この住み分けは変わらないと思います。
α7IIと他機種との簡単比較
| 機種 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| α7II | 低価格・手ブレ補正 | フルサイズ入門 |
| α7III | 高性能AF・高感度 | 万能機が欲しい |
| α7SII | 高感度特化 | 暗所・動画 |
価格差を考えると、α7IIの立ち位置は今でも明確です。
この記事を読んだ人への最終アドバイス(背中押し)
ここまで読んで、
- 「α7II、気になるけど今さらかな…」
- 「中古で失敗しないかな…」
と迷っているなら、一度立ち止まって“何を撮りたいか”だけ考えてみてください。
α7IIを選んで後悔しにくい人
- 写真(スチル)をじっくり楽しみたい
- 最新スペックより“写り”を重視したい
- フルサイズをできるだけ安く体験したい
- レンズにお金を回したい
こうした人にとって、α7IIは
2025年でも十分すぎるほど「写真が楽しくなるカメラ」
です。
不安があるなら、最初から完璧を目指さなくていい
カメラ選びは、どうしても
- 「どうせなら新しい方が…」
- 「上位機を買っておくべき?」
と考えがちですが、
実際に写真が楽しくなるかどうかは
- どこへ持ち出すか
- 何を撮るか
- どんなレンズを付けるか
で決まります。
その意味で、
**α7IIは“失敗しにくいフルサイズ入門機”**だと思います。
もし合わなければ、手放してもダメージが小さい
中古価格が安定しているため
- 大きく値崩れしにくい
- 売却時の損失が少ない
のも、2025年に選ぶメリットです。
2025年にα7IIを買ってよかった?【結論】
結論:YES(条件付き)
- 価格を考えれば満足度は高い
- 写真の楽しさは十分味わえる
- 最新性能を求めなければ後悔しない
「最新=正解」ではなく、
自分の撮影スタイルに合うかどうかが一番大事だと感じました。




